Android + TermuxにWebSocketGaugeServerをインストールする
- 本サーバプログラムは、linux版をAndroid+Termux上で動作することを確認しています。
- 本ドキュメントは、本サーバプログラムをTermuxにインストールするための手順を説明するものです。
動作要件
- Androidスマートフォン/タブレット/PC等
- arm64はテスト済みです。(arm32とx64のバイナリもありますが、テストしていません。)
- Google play storeからtermuxをインストールする許可が必要です。
- termuxの最新バージョンはGoogle play storeで利用できないため、apkでインストールする必要があります。
- Google play storeのtermuxは現在放置されており、使用することができません。公式も使用を推奨していません。
- UART-LAN(Wifiなど)ゲートウェイ、ELM327 wifi アダプタ、(USB/Bluetooth) serial -> TCP ラッパー android アプリ。
- TermuxはBluetoothやUSB-serialアダプタとの通信を許可していないので、(WebSockeGaugeServerの)Serial->tcpトンネルモードが必要です。
- [本サーバ] <-(tcpトンネル(ラッパー)モードによるTCP接続) -> [TCP->Serial wrapper android app] <-(BTまたはUSBシリアル) -> [ELM327 BT/USBアダプタ]。
- [本サーバ] <-(tcpトンネル(ラッパー)モードによるTCP接続) <-(Wifi) -> [ELM327 wifiアダプタ]。
- TermuxはBluetoothやUSB-serialアダプタとの通信を許可していないので、(WebSockeGaugeServerの)Serial->tcpトンネルモードが必要です。
termuxをインストールする
- github release page または F-driod のページ から termux apk をダウンロードします。
- ダウンロードしたapkファイルをインストールします。ダウンロードしたapkファイルをインストールします(提供元不明のapkをインストールする許可が必要です)。
- termuxを起動し、
pkg update
とpkg upgrade
を実行してパッケージを更新します。
Proot-distro で termux に debian (または ubuntu) アセットをインストールします。
- termuxに
proot-distro
パッケージをインストールする。pkg install proot-distro
debian-wsgauge
と名前をつけてdebian
ディストリビューションをインストールします。proot-distro install --override-alias debian-wsgauge debian
debian
の代わりにubuntu
をインストールすることもできます。
- インストールされた
debian
環境にログインする。proot-distro login debian-wsgauge
debian
パッケージの更新apt update apt upgrade
libicu
をdebian
環境にインストールする。(libicuはdotnetのランタイムを動かすのに必要です)apt install libicu-dev
WebSocketGaugeServer のバイナリをインストール
- WebSocketGaugeServer releaseのページから、
debian
環境にログインした後、Linux バイナリをダウンロードします。curl -OL https://github.com/sugiuraii/WebSocketGaugeServer/releases/download/4.0%2FRC1/WebsocketGaugeServer-4.0-RC1-linux-arm64.tar.xz
- バージョンやターゲットアーキテクチャに応じてURLを変更する。
- tarアーカイブの抽出
xzcat WebsocketGaugeServer-4.0-RC1-linux-arm64.tar.xz | tar xvf -
- ディレクトリに移動する
cd WebsocketGaugeServer-4.0-RC1-linux-arm64
- (オプション) 設定ファイルを編集します。
- 設定を変更する場合は、
appsettings.json
を編集してください。 - 編集する前に、
vim
のようなエディタをインストールしてください。apt install vim vi appsettings.json
- 詳細はQuickStart_jpn.mdまたは、Configure.mdを参照。
- 設定を変更する場合は、
- 最後に、
WebSocketServer
を起動します。./WebSocketServer
- Androidの通知にて、termuxの
ACQUIRE LOCK
を取得する方がよいかもしれません (Androidが強制的にTermuxを終了させないように) - 起動後は http://localhost:2016 にてフロントページにアクセス可能です。
serial-TCP ラッパーアプリのインストール
- シリアル通信をTCPに変換するために、serial-TCP wrapperアプリが必要な場合があります。
- Bluetooth Bridge (+TCP) は、Bluetooth elm327 アダプタで動作確認済みです。
- 標準のポート番号は35000です。